小さなお子さんの教育に重要とされる絵本の読み聞かせ。でも世の中色んな絵本がありすぎてどれがいいのか迷います。
我が家にも1歳の男の子がいますが、ウケた絵本、そうでない絵本があります。
お子さんによって好みが分かれると思いますが、今回は我が家において鉄板の最強絵本と、その読み聞かせの工夫をお伝えします。
はらぺこあおむし
どんな絵本?
はらぺこあおむしさんは…ビリビリになっても補修を繰り返して尚も読んでる我が家の子育ての支柱です。
とっても色彩豊か
赤色のりんご・青色のすもも・緑の洋梨など、色んな色の食べ物を食べたあおむしが最後には様々な色を持つ鮮やかな蝶になるお話です。
大人が見ても視覚に訴える楽しさがあるカラフルな絵本です。
虫嫌いな方も「キモいから無理」と言わず、一度手にとって見て欲しい。
穴開きギミック
あおむしが食べ物を食べた部分が本当に丸く穴あけされており、その穴が次のページの絵にも繋がっているというちょっとしたギミックがあります。
こんな風に読み聞かせるのがオススメ
あおむしと一緒にぱくっ、モグモグ
はらぺこあおむしは内容の大半が食事です。これを食べました、あれを食べました、と次々に食べ物を食べていくのですが、それに合わせて描かれた食べ物をつまんで食べるフリを一緒にやると盛り上がります。
お子さんが好きな食べ物が描かれていたら、「これ◯◯くんが大好きないちごだよ!ぱくっ、もぐもぐ!」とやってみせると一緒に楽しめます。
いっぱい食べたあとに「ごちそうさまでした」もやってみると食事後のマナーも教えてあげることができますよ。
数字や曜日の順番を覚える
月曜日は〇〇をひとつ、火曜日は〇〇をふたつ、水曜日は〇〇をみっつ食べました…
といった具合に、曜日と数字が順番に登場します。「次は?洋梨いくつ食べた?」「みっつ!」等とお喋りしながら呼んであげると数字の順番を覚えやすいかもしれません。
スライムぴぴぴ
どんな絵本?
なんと、あの「ドラゴンクエスト」の敵キャラ「スライム」の絵本です。スクウェア・エニックス公式。
僕はビアンカ派
子どもにも愛されるキャラデザイン
スライム(を含むドラクエのキャラ全般)は言わずと知れたあの鳥山明先生がデザインを手掛けており、シンプルで丸みのあるデザインは小さな子どもにも愛されやすいデザインと言われています。
アンパンマンをはじめ、丸みのあるキャラクターは子どもにも好かれやすいというきちんとした研究データもあるんだとか。
豊富な擬音
「びよ〜ん」「かくかく」など、様々な擬音が収録されています。生活の中で見つけた似たものを例に出して「スマホもかくかくだね!」等とお喋りすると応用が広がりそうです。
展開ギミック
たくさんのスライムが合体して「キングスライム」に変身するページは4ページ分の大きさに大胆に広がります!
こんな風に読み聞かせるのがオススメ
「かくかく」「びよ〜ん」など、生活の中で見つけた似たものを例に出して「スマホもかくかくだね!」等とお喋りすると応用が広がりそうです。
また、大きく展開するページを見せる際には「集まれ集まれ〜!くっついて〜〜〜???どぉ〜〜〜〜ん!!!」と勢いよくページを開きながらキングスライムを見せてあげると、ウケます。
おおきなかぶ
どんな絵本?
不朽の名作。僕が子供の頃からあった。
大きく成長しすぎたかぶを収穫するため、みんなで力を合わせてかぶを引っ張るお話。
同じ展開を繰り返すシンプルさが楽しめるポイント
うんとこしょ、どっこいしょ
読んだ人なら必ず知ってる有名フレーズ。みんなでかぶを引っ張りながら放つ癖になる語感の良い掛け声が印象的。
それでもかぶは抜けません。
力を合わせて成し遂げるサクセスストーリー
…と言うと大袈裟ですが、1人では出来なかったことでも、みんなで力を合わせると出来た!というごく当たり前だけど大切なことを教えてくれるお話です。
こんな風に読み聞かせるのがオススメ
みんなで力を合わせてかぶを引っ張る「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声の部分で一緒に絵本を引っ張るジェスチャーをするのが子どもと一緒に楽しむポイント。
淡々と読むと1人ずつメンバーが増えて同じことを繰り返すだけなので全然面白くありませんが、絵本の中の人(及び動物)たちと一緒にかぶを引っ張るのが楽しくなると、何度も同じくだりを繰り返すことが出来るので楽しんでもらえます。
大人が必死で引っ張ってるような迫真の演技をするのもバカウケします。
また、「ワンワンが手伝いに来てくれたよ!次は抜けるかな〜?」と問いかけてみるのもいいですよ。
ブルブルブルドーザー
どんな絵本?
色んな動きが楽しめる超頑丈な仕掛け絵本です。工事現場の働く車が大集合!
働く車好きのお子さま必見
1つの見開きに1つの動く仕掛け
各見開きにそれぞれ異なる「動く仕掛け」があります。
ミキサー車がクルクル回ったり、クレーン車がびよーんと伸びたり、ショベルカーのアームが動いたり。
1歳になりたての子には一部動かすのが難しいかもしれない仕掛けもありますが、動きがシンプルなので、不器用な操作でも楽しむことが出来ます。
とにかく頑丈
動く仕掛けのある絵本は使い込むうちにすぐ壊れちゃいそう!…と思うかもしれませんが、こちらの絵本はとにかく頑丈です。
ギミック部分も全て紙なのですが、非常に分厚く、破れる心配はまずないのでかなり乱暴なあそび方をしてもあまり壊れてしまう感じがしません。
我が家のブルブルブルドーザーは半年使ってるけどまだノーダメです。
こんな風に読み聞かせのがオススメ
初めて読んであげる際には親が動かすお手本を見せてあげましょう。しばらく動かしてみせると、どのようにすれば動くのか、理解することが出来ると思います。
「ウィーーーンがちゃーーん!」「ガガガガガ!」など、効果音を付けながら一緒に遊んであげると楽しんでくれるはず。