どうも、バーミキュラと奮闘中のととです。
我が家では引っ越し祝いに頂いたバーミキュラのフライパンを愛用しています。
非常に高品質でお気に入りのフライパンなのですが、やや取り扱いが難しいです。というのも、少し機嫌を損ねると焦げ付いてしまうんです。
今回は僕がバーミキュラのフライパンにメシを焦げ付かせた恥ずかしい事例を晒しつつ、上達してゆく過程を見てもらい、同じくバーミキュラのフライパンの焦げ付きに悩んでいる方のお役に立てればなと思っています。
また、購入検討中の方、「こんなやべーフライパンなの!?」と感じてしまうかもしれませんが、それは僕が正しい取り扱い方法に従っていなかったり、使い方が下手だからです。
きちんとこう扱えば大丈夫っぽい、という方法もお伝えするので、よく見て検討の材料にして頂ければ幸いです。
バーミキュラフライパンの予熱
バーミキュラのフライパンは調理前に「予熱する」という下準備をしっかりする必要があります。
テフロン加工のフライパンを使っていた僕は最低限フライパンが温まればすぐに具材を投入していましたが、バーミキュラのフライパンはまず弱めの強火で予熱して、油だけ入れてさらに馴染ませて…という工程が必要です。
とにかくこれを怠るとフライパンさんの機嫌を損ねるのでマジのガチで超重要です。これをやらないと余裕で何でも焦げ付きます。
逆に言うと、この予熱をしっかりやって、焦げ付きやすい食材については慎重な調理をする等のさじ加減を体得することで焦げ付きはかなり解消できると予想します。
バーミキュラフライパンが焦げ付く原因
とってもいいフライパンだけど、使い方をミスると焦げ付くというレビューや口コミを多く見るバーミキュラのフライパン。
それはまじでそうです。
正直隙を見せれば焦げ付きます。横着・手抜きすると焦げ付きます。焦げ付くのは大体以下の3つが原因です。
- 予熱不足
- 油不足
- 火力強すぎ
それぞれ失敗事例を見ながら確認していきましょう。
バーミキュラの焦げ付き失敗事例集
餃子
冷凍餃子、パッケージに「油を引かずに焼くべし」と書かれていることが多いのですが、冷凍餃子であってもバーミキュラのフライパンで調理する際はうっすらとでも油を引いておく必要があるようです。
油を引かなかった回。見えづらいけど結構真っ黒焦げになってこびり付いている。
油を引いた回。一部「持ってかれた」部分が見られるものの、少しゴシゴシすればスルリと取れるレベルの焦げ付きで事なきを得ました。
チキンライス
よくオムライスを作るので、チキンライスを焼くのですが、はじめはビビりました。
底にベッチャリくっついて、ご飯の量が目減りし、火の通りは悪くなり、火力を上げると更にへばり付き…という最悪の沼にハマりました。
我が家のチキンライス史上最悪の事例。焼けば焼くほど焦げ付きに「持ってかれる」ので、焼くのを早々に切り上げました。
満足に火を通せてないのでチキンライスはベチャい感じになりました。悲劇。
なお、今は改善中!
どうやら油の量が少なく、チンチンの高温状態のフライパンに米を投入したので焦げ付いてしまった模様。
テフロン加工のフライパンに油を微量たらして料理していた頃の習慣が染み付いているのですが、これでは全く油の量が足りないことが分かりました。
予熱完了直後のアツアツのフライパンに米を投入するとあっという間に焦げ付くので、取説にある焦げ付きやすい食材の調理法に従い、一度火を消してから煙が出なくなるまで待ち、それから米を入れ、徐々に火を強めていくようにすればだいぶ改善されました。
あと冷たいご飯を入れるのも焦げ付きの原因だから、米は温めましょう。
春雨
春雨、焦げ付きました。
途中まで焦げ付かなかったのでいい感じかと思われたのですが、所々へばり付きはじめ、しまいには結構持っていかれました。
火力が強すぎたかなーと思いつつ、正直あまり記憶がない。油は結構引いたと思うんですよね。
焼きそば
焼きそばはまじでヤバかったです。もはや笑いました。もはや「フライパンの残飯を人間が食ってる」レベル。フライパンが焼きそば食べちゃってる。
マルちゃんの焼きそばだったんで、こんなもんバーミキュラで作るべきじゃないのかなと思い、麺を買ってきてしっかり自家製の焼きそば作りを試みたのですが…
ダメでした。麺がまじでムズい。かなりバーミキュラさんの機嫌を損ないやすい。
と言いつつ、少しずつ改善中です。
油をしっかり引いて、予熱をしっかりしつつも、高温の状態で麺を投下せず、熱がなじんで落ち着く頃合いに投入することで少し光が見えてきた気がする。
あと火力弱めでもそこらのフライパンより熱く保たれている感じがするので、自分が思っているよりも一回り弱火で良いのかもと思っています。
もしかしてワイ、基本高温で調理しすぎかも?
失敗ばかりじゃねーから!
以上、バーミキュラのフライパンで焦げ付かせてしまった失敗事例ですが、別に毎回焦げ付くわけじゃあないです。
米・麺・餃子の皮など、穀物がやられがちでそれ以外は基本苦戦はしていません。
例えば肉と野菜の炒め物の場合。
普通に何の問題もありません。な?
これもきっちり油を引いて予熱をしないとちゃんと焦げ付きますが、特段それ以上は何も考えなくて大丈夫です。
何でもかんでも焦がし尽くすワケではないんです…!!
こんなに失敗してるのに何故使い続けるの?
ウマいから。
フライパンのご機嫌をきちんと伺わないと何度も焦げ付いて、これがもし安物のフライパンだったら散々文句を言った挙げ句速攻セカンドストリート送りにする事案ですが、バーミキュラのフライパン…許せちゃうんですよね…
何度も言いますがウマいから。
フライパンでそんな違うのかよ?と思われるかもしれませんが、うん、違いました。
バーミキュラのフライパンで野菜を炒めるとすぐに分かるのですが、蓄熱性が高いのですごい勢いで蒸気がモクモクと飛ぶんです。
このおかげで野菜炒めがめちゃくちゃシャキシャキ新鮮な感じになります。チャーハンも同様に、熱を保って高火力で焼いているような状況にすることが出来るので、中華鍋でも業務用高火力コンロでもないのにパラパラに仕上がります。
人を選ぶけどオススメ
感覚を掴むまで四苦八苦して、今も研究中でたまに失敗もしますが、バーミキュラのフライパン、僕は基本的に人に勧めたいです。
ただ、人を選ぶと思うので、向いている人・向いていない人を最後に提示して締めたいと思います。
バーミキュラのフライパンをオススメしたい人
- 料理が好きな人
- 少し工程が増えても美味しい料理を作りたい人
- 長く使える愛用品を求める人
バーミキュラのフライパンをオススメ出来ない人
- 料理が嫌いな人
- 味はいいからさっさと料理を済ませたい人
- キッチン用品にお金かけたくない人
とにかく時短で料理という家事を何としてでも手早く終わらせたい、食えればOKという方にはバーミキュラのフライパンはオススメ出来ません。
ただ、予熱という少しの手間をかけてきちんと調理すれば数段美味しい料理が出来るので、これを楽しめそうな方には是非オススメしたい一品です。