ととどうも、2歳児との交渉のために着任したネゴシエーター、ととです。
最近、2歳児の息子が夜1人で眠れず、起きてきます。
1歳の頃は度々夜泣きをしたのでその都度再度寝かしつけをしていましたが、2歳になってしばらくすると1人で眠れるようになり、途中で目覚めても30秒ほど泣いた後またストンと眠りに落ちていたのですが…
最近、就寝中に目覚めて隣に親がいないことに気付くと起き上がり、妻のちゃーちゃんを探して寝室から1人で出てくるようになりました。
これはそんな2歳児との戦いの記録である。要するにただの日記です。
DAY1
ちょっと前までは起きるたびに寝かしつけが必要だったけど、2歳になってちょっとお兄ちゃんになったのか、少し泣いちゃったりはするけれど親がいなくても割り切って再度1人で眠りにつけるようになったよね、我々大人の夜の自由時間も増えたし、いや〜助かる助かる。
と、思っていた時期が私にもありました。
その日、ゲーム部屋で夫婦仲良くエーペックスをしていると、隣の寝室から息子の泣き声が聞こえました。
スマン息子よ、今戦闘中だからいつも通り何とか自分で自分のご機嫌をとってまた眠りについてくれ。
そう思いながらヒソヒソ声でゲームを継続していたところ、隣の部屋からドンドンドンドン!!と激しい音が聞こえてくる。
その後ガチャッという音がして、気づいたら息子が部屋に入ってきちゃっていました。

あららあ、今日は寂しくて寝られなかったの?しょうがないなあ、今日はゲームを切り上げて、少し早いけどもう皆で寝よっか。
そう言ってこの日は親子仲良く川の字で眠りにつきました。
これが長い戦いの始まりであるとも知らずに…
DAY2
息子を寝かしつけた後、夫婦でコーヒーを飲みながらまったり談話。
昨日はビックリしたよなぁ、息子も成長して暗闇の中でも自分でドアノブを捻って部屋を出てこれるようになったんだねぇ。いやぁ、寂しくて親探しに来ちゃうなんて、なんだか可愛いねぇ。

などと喋っていると、2階の寝室からまたドンドンドンドン!!!と大きな音がしました。
この音昨日も聞いたような。
どうやら起き上がった息子がドアまでドタバタとダッシュしている足音だったようです。
直後、階段の上から「ちゃあ〜〜〜ちゃぁ〜〜〜ん!!」と泣き叫ぶ息子の声が聞こえました。
※ちゃーちゃん:妻の普段の呼び名
あら、今日も起きて寝室から脱出してきちゃったか。仕方ない、また寝かしつけに行こう。
DAY3
ここ2日、夜起きると寝室から出てくるよな。もしかして今日も…!?
ドンドンドンドン!!!!
終わった。起きたら寝室から飛び出して母を呼び出すのが完全に習慣になっちまった。
DAY4〜DAY10
ヤツは毎日起き上がってくる。そして厄介なことにちゃーちゃんを強くご指名で、父である僕が寝かしつけに行っても「ととイヤ!!ちゃーちゃんとねんねーー!!」と号泣して断固として動きません。
※とと:僕の普段の呼び名
幾度の難局面を乗り越えてきた交渉人(僕)の必死の説得も虚しく、夜だけはどうしてもちゃーちゃんが来ないと寝室に戻ってもくれません。
そんな日が何日も続きました。
DAY11

毎晩夜の楽しみを奪われ、明らかにちゃーちゃんの元気が失われている。
夜2階の寝室から聞こえるドンドンドンドン!!!という足音は我々夫婦にとって夜の自由時間の終わりを告げるチャイムと化していました。
サメ映画がちょうど盛り上がり始めたところで呼び出された日もあった。おいしいコーヒーを淹れて今から飲むぞ、というタイミングで呼び出された日もあった。
いつになったらまた1人で眠ってくれる日が来るのだろうか。せめて僕が代わりに寝かしつけを完了させることが出来れば…
DAY15
本人にヒアリングしてみることにした。

「夜さぁ、起きたらお部屋出てちゃーちゃんが来るまで泣いちゃうじゃん?」
「うん…」
「どうして?」
「ちゃーちゃんいなくて、えーーんなっちゃうの」
そうだよな、そら寂しかったり怖かったりするよな。
「寝ててもいいんやで。起きちゃっても、もう1回寝て待ってたら絶対とともちゃーちゃんも寝に来るから。朝起きたらとともちゃーちゃんも絶対隣にいるでしょ?」
「うん…」
「今日から途中で起きちゃってもまた1人で寝れそう?」
「ヤダ」
チーーーン
DAY16
時間がある日に僕が本気で交渉してみることにした。
今日は息子が僕と一緒に寝室に戻るまで絶対にちゃーちゃんは現れないようにする、と事前に取り決めた。

「ちゃーちゃんは今お仕事してるから、とりあえずとととお布団で待っとこうか。」
「イヤ!」
「そうだよね、本当はちゃーちゃんと寝たいんだよね」(ちゃんと共感も入れておく)
「イヤ!!」
「とともちゃーちゃんと寝たいから、一緒に待ってみる?」
「イヤ!!!」
「じゃあさ、おふとんに入りながらちょっとブーブーで遊んじゃう?」(遊びで釣れないかも試す)
「イヤ!!!!」
「ギューしながら寝てみる?」
「イヤーーーー!!!!!!!!」
全部イヤイヤ、全部不発。ちゃーちゃんを出せと言われ続けたものの、かなり、かなーり粘るとさすがに泣き疲れたのか、ついに一緒にお部屋に戻ることに成功!!
その後、ちゃーちゃん無しでの寝かしつけにようやく成功しました…ヘトヘト。
DAY17〜20
相変わらず夜目覚めると息子は真っ暗の部屋の中ドアまでダッシュし、寝室を飛び出して2階から母親を大声で呼んでいる。
一度成功はしたものの、毎日寝かしつけに長すぎる時間をつかえるわけでもなく、一旦僕が出向いてドアの前で息子と交渉して寝室に戻るよう促してみるものの、息子も息子で母が来るまで断固寝室に戻らない覚悟を見せつけてきます。
結局3日連続でしびれを切らしたちゃーちゃんが息子を寝かしつけに来てくれました。面目ない…
DAY21
今日も寝室を飛び出して泣いている息子。だが今日は交渉のしかたを変えてみる。
まず泣き声にかき消されないように大声で息子のもとへ向かう
「はいはーーい!!!ととが行きますよーー!!ちゃんちゃんじゃなくてゴメンねゴメンねーーー!!!ほな寝よかーーー!!!」
だがギャン泣きを続ける息子。大丈夫、ここまでは想定通り。
「ととも眠たいし先にお布団で寝とくわー!!一緒にくる?ほら、お部屋入りな、ほれほれ!!ワイは寝るぞ〜〜〜!!!!」
これまでは寝室の前で優しく「ね?一旦一緒に寝よ?」と交渉して自発的に寝室に戻るよう促していましたが、今日は勢いでいく。ぐいぐい寝室に入っていく父。呼んでもまだ来ない母。
さあどうする息子よ、父と共に布団まで来い…!!!
…これで成功しました。
「まってよー!」と言いながら寝室までついて来てくれる息子。2歳児の一本釣りに成功した瞬間である。
この日はそのまま父による寝かしつけに成功しました。明日以降もこれでいける手応えのようなものがあった。
随時更新中
とは言え、以前まで1人で眠りにつけていた息子が夜中に起きてくることは変わらないです。
父でも寝かしつけが出来る状態に戻っただけ。
ここから先はまた1人で眠れるように、寝室に1人でも怖くない、みんなお家にいるから寂しくないということを伝え、粘り強く1人で眠れる習慣を再構築してゆく所存です。
願わくばモンハンの発売日までにまた1人で寝付けるように…!!
また進展あったらここに書き加えていくかも。





